2022年6月4日 僕等がここに居たことを
これはコヤマヒデカズの夢女、もとい狂った一般ファンによる書き散らしです。
私はカミサマを目にしたかもしれない、と冗談抜きで思った。ライトによる逆光と、コヤマヒデカズのはっきりした「遥か先の君へ」の歌詞を読み上げていく声。
私はコヤマヒデカズの夢女だった。今はきっと崇拝者かもしれない。本人がエゴサしていたら恥ずかしさで死んでしまうような気持ち悪いことをツイートしている一般人だった。
フォロワーにLyu:Lyuの曲を聴かされてすっかりLyu:Lyuが好きになり、後に現在の名義がCIVILIANであることを知った。
ギタボのコヤマヒデカズはオタクならだいたい知ってるハロ/ハワユを作ったナノウです。ナノウ曲聴いてるオタクにコヤマヒデカズの音楽ぶつけたい。
Lyu:Lyuの頃より多少明るくなったものの、コヤマヒデカズの作る音楽の根本というか世界観は変わっていなかった。明るいとは言えない歌詞は鬱病で苦しんでいた私をずっと支えてくれていた。
Youtubeに上がっているLyu:Lyu時代のMVも、今のMVもコヤマヒデカズ本人のツイートも全部全部コヤマヒデカズだった。
syrup16gやART-SCHOOLを聴き始めたのもインターネットで見つけたコヤマヒデカズへのインタビュー記事からだった。BUMPも彼が言及していなければ真面目に聴くことはなかったと思うし、太宰治も乙一も読まなかったと思う。
花よ花よのシングル欲しすぎる。コヤマヒデカズの明日を落としても聴きたい。
音楽や文学の履修範囲に多大なる影響を及ぼしてきて本当にコヤマヒデカズが好きかもしれないとなってきていた。
しかし、コロナ禍によって関東圏でしかライブが行われず苦しい思いをしていた。
そんな時にライブツアーの開催が発表された。きちんと札幌がある。本当に嬉しかった。ライブのクラウドファンディングにチェキがあってマジでコヤマヒデカズとツーショットしたかったのだが、お金がないので諦めた。
フォロワーのサークルの先輩を記憶にある限り半ば強引に誘った気がする。ライブ終わった後に感想を一方的にぶつける相手がいないのって寂しいことなので。
そして6月4日。
コヤマヒデカズの実在を確認して目頭が熱くなった。ああ、ほんとうにいるんだ。声が綺麗。薄っぺらい感想しか出てこなかった。ギターの音が本当に良い。
本当に良かった曲目、遥か先の君へ、ぜんぶあんたのせい、何度でも、懲役85年、本当、人間だもの、夢の奴隷、灯命。ほぼ全部だ、全部よかった。
灯命で一番好きなトラックは人間だものなんだけど、本当に良かった。これが生で聞けて幸せだった。こんな暗いクリスマスソング作るの良すぎる。
コヤマヒデカズの歌い方が本当にコヤマヒデカズだなあ、となった。
遥か先の君へのアンサーに相当する熱量でぶつかってきた、終演後のコヤマヒデカズによるナレーション。涙が出てきた。
Lyu:Lyuの頃から変わっていない絶望と、灯命で出てきた微かな希望。
Lyu:LyuもCIVILIANも救済なんだ。救ってくれるのは変わっていない。
コヤマヒデカズが曲を作ってCIVILIANとして活動して歌ってくれている限り、生き続けなければと思った。
ありがとう。
遥か先の君へ どうか忘れないでいて