※noteにて過去に執筆した記事の移行です
こんにちは。浅葱ねるな、もしくはしらかわと申します。
買い物依存症、万年金欠！でも自分に誕プレ買ってあげたい！頑張って20歳まで生きたんだし！でもお金ない！！と不眠症により30時間起き続けた躁状態の頭で考えた結果、私はガールズバーの体入サイトを見ていました。
お母さんが多分冗談でガールズバーどう？wって言ってきたのを本気で取ってしまった部分はだいぶあると思う。
すすきのですからいろんなガールズバーがあります。夜職ってめちゃくちゃ幅がデカい上に選択肢が多いですね。
お金がなさすぎてキャバクラを考えたこともあるけど、札幌にあるキャバクラはセクキャバといってお触りしまくりOKのキャバクラらしくてやめました。お母さんから聞いた。
ガールズバー、めちゃくちゃたくさんあるけどすすきので有名なのはやっぱりガラス張りのめちゃくちゃバニーガールのお姉さんたちがいるところですね。あれめちゃくちゃえっちでいいと思います。
えっちなバニー衣装、一日だけでいいから着てみたい！！と前から思っていたところになんと体入サイトに即日体入OK！とある。時給3000円。マジか。
躁状態により2日くらい寝ていない頭で私は即日体入を今日でお願いします！！と申し込んでいた。
しかもいいですよ！！となってしまった。
まさか通ってしまうとは思ってなかったのでびっくりしてしまったけれど、お金と人生経験のためにやってみることにした。
採用担当の方からのLINEがギャルっぽすぎるタメ口で若干不安を抱いていたけれど、普通にめちゃくちゃ優しいお姉さんだったしすごく良くしてくれた。不安を抱いてしまったの物凄く申し訳なかった。
面接では履歴書代わりの紙を書いた。スリーサイズはもちろんのこと、彼氏はいるか？という突っ込んだ質問もあった。
私は""いない""に筆圧濃いめにデカめに丸をつけた。
志望動機では、母親にガールズバーとかやってみれば？と言われたから1番働いてみたかったここで体験してみようと思ったから、と正直に答えた。
その後にヘラヘラ笑いながら、いや半分遊びに来たんですけどねwみたいなことを面接官の方に伝えても笑ってくださった。
多分私以外にもそういう人はたくさん来たんだと思う。
面接が終わった後に、大学でしている勉強や自分が気になっている学問の話を一方的に面接官の方にし続けても興味深そうに聞いてくださった。
キリスト教と麦角菌と魔女裁判とかいうマニアックな話をしてもニコニコ聞いてくれる面接官で嬉しかった。
そんなに勉強好きなのになんで大学行けてないんだこの人……みたいな顔をしてた気がする。
ごめんなさい、朝起きるのと大学に行くのと課題をやるのがとても苦手なんです。後期から頑張ります。
お店へ移動してからは衣装のサイズをとりあえず目視で見てもらって、お店で1番小さいサイズのバニー衣装一式を渡して頂いた。
Cカップはあるのにあまりにも痩せすぎて身体が薄いからこうなったんだと思う。
着替えにも一苦労した。おしりがめちゃくちゃ出る衣装なのでパンツをおしりに食い込ませたりしなきゃならない。
パンツが見えないようにする作業が本当に大変だった。
おしり全見えの格好で外から見える場所で働くのか〜〜となった。でも後に慣れた。
リップは胸の谷間に挟んどくといいよ〜と先輩が教えてくださったので胸の谷間に挟んだ。
しかし谷間ができるほど胸がないので爆笑したり背伸びしたりするとリップがお腹の方にストンと落ちていった。
先輩方はみんなボンキュッボンでスタイルが本当にめちゃくちゃ良くて、薄めの荷物とかは全部衣装と胸の間に挟んでいてめちゃくちゃかっこよかった。私もかっこよくなりたかった。
身体うっす！！ちゃんとご飯食べてね！！と先輩方に心配されたのでちゃんとご飯食べたいです。摂食障害なので難しい。
先輩方にどっちかというとコンカフェ寄りだよね〜って言われて、そうですよね〜自分もそう思うんですけどコンカフェ落ちまくってダメだったのでガールズバーやってみたかった部分はありますね……と答えた。
インスタとかに自撮りあげていいよ〜と言われたので満足がいく写真を2枚撮った。
首から下の写真はあまりにも露出が多くてエロすぎてセンシティブフィルターをつけないとツイートできなかった。(気になる方はしらかわのメディア欄から……)
おしり前見え、背中ガバ開きなので流石に後ろ姿の写真は撮らなかった。
自分で見たら恥ずかしくて卒倒しそうなので撮らなかったところはある。
衣装を着たらいざお店のカウンターへ。
先輩方はみんな煌びやかで可愛いのに自分は平凡だしなんかパッとしないからブスとか言われないかな……と余計な心配をしていたが杞憂だった。
みんな笑顔で挨拶してくれた。酔っ払いは優しい。
一緒に接客して下さった先輩が普通に彼氏やパパ活の話をしていて面食らった。
コンカフェじゃないから物凄い会話がセンシティブだし自由だな……と思った。
酔っ払いとしかできないような話が大好きなので私は終始ニッコニコだった。
店内が騒がしいので割と大きな声で喋らないといけないので大きな声で下ネタを言う羽目になったけれど、それがめちゃくちゃ面白かったし楽しかった。
合法的に飲食店で大声で雑に下ネタ言えるのすごい楽しい。
「清楚っぽいのに下ネタ言わないでよ〜〜ww 〇〇(源氏名)ちゃん、変態プレイ好きそう」と言われてしまったけれど実際そうだったかもしれない。
性嫌悪が最近すごいのでそういうことはしばらくしていないけれど昔だったら好きだったかもしれない。
性嫌悪がすごいのになんでえっちな衣装を着てそういう目で見られるお店で働いたのかは自分にはわからないけれど、一種の承認欲求かな……と思う。
お客様から頂いたウーロン茶(半分以上残っている)を一気飲みしてよ！！と頼まれてしまい、苦しみながら一気飲みをしたけれどこれがお酒だったらどうなっていたのだろう……と思った。
その後めちゃくちゃ身体の芯から冷えてしまって寒すぎてガタガタ震えていたらお客様からも先輩方からもめちゃくちゃ心配されてしまった。
寒すぎて唇青くなってたらしい。
2組目のお客様はすごく私のことを褒めて下さって自己肯定感が上がった。
自分の偏見ではあったけど、夜職全般ってお客様を褒めちぎるお仕事だと思っていた。
でも本当にめちゃくちゃ褒められた。エロいとか言われるより性格とか話が面白いとか言われる方が自己肯定感がモリモリ上がっていく。
自分がエロ自撮りやエロ垢に手を出さない理由はこれです。
ノリが良くて最高とか話が面白いからコンカフェとかガールズバー向いてるよ、ここで働いてほしいって言われたのが一番意外だった。
自分は話が面白くないしノリも悪くて最悪な人間だと思っていたのに、そんなことないんだ！！って物凄く自信をもてた。
まだ未成年(19歳)だからお酒飲めないし飲んでないし素で面白いのは誇っていこうと思った。
めちゃくちゃ褒められたのが嬉しくて連絡先を交換した。
連絡先交換OK、同伴アフターOKってめちゃくちゃホストみたいだな、でもガチ恋営業しなくていいのすごい良いな……と思った。
お客様と普通にたまに軽くLINEするくらいの友達みたいな感覚になれるの新鮮だった。
後のお客様は穏やかだけど面白い方が多くて良かった。
最後のお客様は大声でコールをしながら一緒に来店なさっている方にお酒を飲ませるのをしていて、正直自分が苦手なタイプだった。
自分を陽キャだと思っている陰キャ大学生のサークルの新歓で未成年の新入生にガブガブお酒を飲ませていた状況を思い出して怖くなった。
小中学校の保健の授業でお酒の危険性についてめちゃくちゃ勉強したので、お酒をたくさん飲んでいたり本人が望んでいないのに飲まされている人を見ると不安でハラハラしてしまう。
その時の自分の顔は分からないけれど、多分表情筋が完全に死んでいたと思う。
ショットが数え切れないほど飛び、その度にお客様や先輩のキャストがめちゃくちゃショットを飲んでいて、心配しかなさすぎて私は完全に鬱陰キャモードに入っていた。
あまりにも影が薄すぎてお客様に「あれwwいたのw影薄すぎて気づかなかったわwwww」と言われてしまったのでちょっとカチンときた。
カチンと来すぎて、シラフだけど酔ったフリをして言ってきたお客様に聞こえるようにその隣のお客様に「ね〜〜〜〜さっき影薄いよって言われたんですよ〜〜そんなことないですよね〜〜〜〜？？？？」と笑顔で圧をかけた。
「そんなことないよ！影薄くないよ！！」と言ってくださったけど、全然影薄かったと思う。気を使わせてしまってごめんなさい。
そんなこんなでお客様とおしゃべりをしているうちにお店を閉める時間になっていた。
体感2時間くらいだったのに結構働いていたので多分天職なんだったと思う。
お客様からたくさんドリンクを頂いたけれど、正直全部飲みきるのはしんどめだったので、きっとガルバ店員やコンカフェ嬢の胃の容量や肝臓は物凄く強靭なのかもしれないと思った。
先輩方は私の2倍くらいお酒をガブ飲みしていたので。
一緒に体入に入っていた子と一緒に更衣室に入った瞬間2人とも緊張が解けて「あ〜〜！！！！」とため息混じりの声が出ていたのは面白かった。
やっぱり接客業は気を使うので心もちょっと疲れるのかもしれない。
先輩方と更衣室で少し雑談した。みんな接客していたときより柔らかい感じになっていて少し嬉しかった。
一緒に体入に入っていた子と趣味が合いまくっていたのでLINEを交換した。
年齢を言ったらびっくりされた。19より上に見えるらしい。
お給料を受け取る時に本入店する？と聞かれたけれど、今即決するのは良くないかも……と思って少し考えさせてください！と答えた。
帰りは深夜3時だったので送迎だった。
面倒くさがって最寄り駅しか答えなかった私に、送迎のおばさんはちゃんと家の前まで送り届けるのが私の役目だから！と言ってくださってめちゃくちゃ頼もしかった。
送迎の車に乗ってスマホを触りながら窓から明るくなりつつある空を眺めていたら、めちゃくちゃsyrup16gのdelayedを聴きたい気分になった。
無事に家に帰ってからたくさん聴いた。
家に帰ってからはすぐに寝ようとしたけれど、なかなか眠くならなかったのでスーパーにみたらしのお団子とカップ麺のお蕎麦を買いに出た。
記事の画像のがそれです。
お蕎麦を啜りながら入店するかよく考えていたら生活リズムと大学のことが頭に浮かんだので、即店長さんに「すごく楽しかったです、でも生活リズムのズレが怖いのと大学があるので本入店はできないです、ごめんなさい」という旨のLINEをした。
店長さんは優しく返してくださった。本当に色々頑張ろうと思った。
働くことって適度に疲れるし楽しいからお昼のお仕事をゆっくり探していこうと思った。
そして持ち物や着ていたお洋服が全部iQOS臭になっていた。
恐怖！！全身iQOS臭人間！
ガールズバーで体入してみたら色々褒めて貰えたり、思わぬ自分の長所を発見できたりしたのですごくいい経験だった。すごい楽しかったし。
このへんで体入レポは終わりにしようと思います。もう夜職は多分やらないと思います。
すごくいい人生経験になったので、女性の大学生の方で露出の多い格好に抵抗がない方はぜひすすきののバニーガールのお店で働いてみてください。では。
