海の見えない街より愛をこめて

好きって絶望だよね

日記(2024-02-22) 連れ出されるということ

しっとりとした鬱がきた。気分の波というのも躁と鬱にきっちり分かれるものではなく、グラデーションのようにゆらめいているものだと勝手に思っている。

無理をすることも自分を鼓舞することもできず、ただただちびちびとお酒を飲むだけになる。

ひたすら缶チューハイを開け続けTwitterで暴言や愚痴ツイートをするよりはマシだとは思う。

ドア代についてきたワンドリンクのビールの1瓶を数時間かけても飲みきれない。

落ち込んで隅でスマホを触っている後ろで流れているのはサイケデリックミュージック。

周りにいる人たちは私よりも年上なのにみんな元気だと思ってしまう。全員が全員健常なのではなく躁状態の人もいるのだと勝手に思うことにしている。

美味しいスパークリングワインを手渡されても乾杯の音頭に呼応する声すら出ず、自分だけが海の底から水面と地上の楽園を眺めている気持ちになった。

人魚姫のお話では声が出ないのは地上だったっけ、と思い出す。

フロアでもなくバーカウンターの隅で持参したiPadに絵を描き続けていたがそんな気力もなくなり、ずっとスマホに表示されるツイートをなぞりつづけていた。

友人にフロアに連れ出されたときに放っておいてほしかった旨を鍵アカウントでツイートしたあとに友人を傷つけてしまうことに気がついて反省。

精神的な体調によって元気がない人間にも配慮がほしいと配慮されたがる分際で思ってしまった。

元気がないことを落ち着いている、としてなんとかアプローチできないかと最近よく考える。

一悶着あってから話しかけづらくなっていたともだちのLINEのブロックを解除して話しかけてみた。なんとなく緩くではあったけど信頼関係をここから取り戻していけたらいいなと思った。

年上の同性から嫌なことを言われてヘラヘラ愛想笑いをする自分のことを情けなく思い他人だと思って俯瞰したけれど、反発をしないことが正解であることもあると思って堪えた。

他者にこれ以上挑発されないために通常の自分以上の馬鹿を演じることがどんなに苦しいことか。

それでもビールが美味しいことで乗り切った。

ツイートで言っていいこととよくないことの分別をつけようと思って何かを吐き出しても2分で消せるようになった。

我慢することが大人というならば、わたしはこれから先数年後数十年後どうなっていくのだろう。

 

先月一気に購入した暗殺教室が面白かった。

潮田渚さんのことが本当に好きだけれど茅野カエデさんがとても魅力的というか人間として素敵な女性すぎて勝てないと思った。

私は自己肯定感が低いし人間としても最悪な人間なので作中のキャラクターではなくてよかったなと思った。

それはさておいて、全てのモブキャラクターもモブにならない引き立ちがあって凄かった。

セカイの主人公は誰しもが自分になりえるのかもしれないと思った。

モブキャラでも輝きたい。

 

Twitterみんくるが流行っている。みんくるのことが異常に愛おしく思えてきた。私もみんくると暮らしたい。

 

f:id:nerinerunalapis:20240223035121j:image

雪が降り積もり続ける土地に住む人間として、Kanonをプレイする。雪解けの春について考える。

水瀬名雪さんがメインヒロインよりもヒロインぽいと思う。

月宮あゆさんが大変な事態のときに異常に落ち着いていること、うきうきしているいつもの性格が作っている性格なのかもしれないと思う。

私はそういうキャラクターに弱い。うぐぅ

 

冬の街の話の数年後、20年以上前のゲームの中の遠い海のことを考える。知らない街の知らない学校の天文部に入りたい。空はよく澄んでいて、星がよく見える。階段を上がって屋上の扉を開ければ、そこには知らない女の子がいて、きっと微笑んでくれると思っている。

きっとね。

 

それはきっと遠い夢のお話とかだと思う。そろそろ現実に戻らなきゃね。