海の見えない街より愛をこめて

好きって絶望だよね

2024-06-03 札幌へ向かう飛行機に乗っている時間に書いていたメモ

機内モードにしなきゃいけなくてTwitterが使えないからメモに書いている

トマドさんがあげていたmixを聴いている

 


本当に帰りたくなくて飛行機の中で大泣きして涙が止まらなくなったせいで今本が読めなくてスマホが見れなくなった

旅行先から札幌帰るくらいで今まで帰りに泣いたことなんてなかった、宮古島に旅行に行って帰る時ですら泣かなかった

まだ行く時に見えた九十九里浜すら見えていないしまだ滑走路の上をゆっくり動いているだけなのに本当に帰るのがつらい、緑とアスファルトと飛行機しか窓から見えないし、成田でずっとさまよってたから成田のことうっすら嫌いになってきたりしたのにこの緑が見えなくなったらやっぱりもう関東じゃないし、これから成田空港の搭乗口に戻る術もない

次に地面に足をつけるときはよく知っている新千歳空港だと思うと苦しい

海がよく見えるから行きは右側の窓側、帰りの便は左の窓側を取った

 


これを書いているうちに離陸して緑だらけの土地と薄い雲を見ている、もう地面が遥か下の方にあるしここから落ちたとしたら確実に死んでしまう

海が見えているけど大きな水溜まりにしか見えないし、どんどん上昇していくので空と海の青色が一体化してきたし空と海の区別がつかなくなった

はるか遠くに見える細い雲が薄いオレンジ色で綺麗だった。

窓からは青空と夏の雲が見える、私は今年の夏をまた地元で過ごすのだと思う。

イヤホンから聴こえる音楽の向こうからアナウンスで札幌の観光情報が聞こえたけれど、札幌から東京に行く飛行機でも東京の人はもう知ってるよ、と思ったのだろうか

 


鼻水は止まらないものの、今ようやく泣き止んだ

空が綺麗に見えてよかった

次に行く時は絶対に移住か移住のための下見がいい。

知らない場所も、インターネットでは知っているけど会ったことなかった人々も全部自分にとっては緊張するものだから怖いけれど、全部が素敵で美しくて輝いて見えた。

泣きすぎたのと気圧で鼻が痛くなってきたし空を見ていても何かが変わるわけじゃないので本を読む方に戻ろうと思う。

 


すずちゃんからもらったスターイーターのカウルドロンバブル毒物店を読み終わった、窓から日差しが強く射し込んできて光が当たっているところだけが熱い。

 


ちょっとだけ離人を起こしたけど、どうせ座っているしかやることがないし不思議と焦ったり嫌な気持ちにはならなかった。

 


また涙が出てきたし、新千歳空港に着くまであと1時間以上あるらしい

札幌のことは嫌いじゃないけど、つくばや東京で会いたいけど会えなかった人や行きたかったけど行けなかった人、いたのに緊張しすぎて話しかけられなかったり後悔がたくさん残っている。

 


泣いたり本読んだりうとうとしていたら着陸体勢に入った

 


眠りに落ちた瞬間に着陸した 起こすな

 

写真は関東のどこかの上空

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