海の見えない街より愛をこめて

好きって絶望だよね

アニメキャラに看取られること、この世界がセカイ系じゃなくてよかった

車椅子に乗った作者がアニメキャラに心配されているイラストが宗教画だと言われていて、私もそのイラストが好きだと思っている。

精神が苦しい人を追い詰めると名文が生み出されるという話があるが、それはほんとうだと思う。

宗教画のようなイラストの作者はそれが絵の発想に至ったのだと思う。

私は死ぬ時にそばに居て欲しいアニメキャラについてずっと考えていた。

それがラッカさんだった場合、私が死んだらグリの街へ連れていってくれるのかな。

遠野美凪さんは泣いているのかな、神尾観鈴さんは泣かないように笑顔でいてくれるのかな、本間芽衣子さんはどんな顔をするんだろう、赤羽業さんと潮田渚さんはわからないな。

鹿目まどかが人として死ぬところを見た暁美ほむらは泣いていたけれど、最後はどんな顔をしていたっけ。

椎名まゆりを助けようとする岡部倫太郎は、どんな表情だったっけ。

私が世界に絶望しても、大切なものを失って別の世界を望もうとも、この世はセカイ系作品ではないから別の世界線へは飛ばせてくれないんだと思う。

絶望の分だけ自分は穢れていくし、大切なものはどんどんなくなっていって取り返しのつかないこの世界なんて

世界をやり直せない中、自分がどん底に落ちてもそれを受け入れて泣きながら自分の足で立って、それを認めていくしかない。

もう自分は取り返しのつかないことなんていくらでもあるし、後悔していることもたくさんある。

どん底に1度落ちてしまえば怖いものなんてないと思っているけれど、もし自分が考えているどん底よりも下があったら?

自分は人生はセカイ系に準ずるものではないことを諦めきれない。

誰かと出会う前をもう一度やり直したい、今度こそあなたと良好な関係を築けたら、その願いは一生叶えられないんだと思う。

生きていることも生まれてくることも嫌だったのに、世界線を変えて時間を巻き戻してまで苦しい思いをしてまで数ヶ月長く生きて活動するのを繰り返すことが幸せとは思えないし不幸だと思う。

自分がどうすればいいのかわからない。人生に2度目があるかどうかは宗教や自分の考えによって変わってくるけど、自分はもう一度人生をやるくらいならこの世界がセカイ系であることを望む。

救えなかった人を救う、自分が誤ったせいで上手くいかなかった人間関係をもう一度やり直したい、それは傲慢だから黙っておいた方がいいかもしれないと思うのでここに書き散らす。

自分に誰かを救う心の余裕もない。

灰羽連盟のラッカさんへ。どうか私を助けてください。次こそは人生を上手くやりたいんです。